猫を飼う前に必ず考えてほしい事をまとめました。
飼う前に猫の為にも是非必読してほしい内容です。
避妊・去勢手術
将来赤ちゃんを産ませる予定がない場合は手術を検討してみてください。
手術の時期は、メスは生後4～12ヵ月、オスは生後8～12ヵ月の
猫が繁殖可能になる前の時期が良いとされています。
春と秋が発情が高まる時期なので、産まれた季節により、思いのほか早くに妊娠してしまう可能性もあります。
手術する場合は早めに考えておく事が重要です。
避妊手術（メス）
メリット
①望まない出産の予防
②乳腺腫瘍の発生率の低下
（乳腺腫瘍のほとんどが乳がんで、子猫の発情前に避妊手術を行うと、乳がんの発生率を大幅に下げる事ができる）
③卵巣・子宮の病気の予防
④発情期独特の大きな鳴き声（夜中に大きな声で鳴き続ける）等が抑えられる。
デメリット
①
後で赤ちゃんが欲しくなっても産ませられない。
②肥満になりやすい。（肥満が原因の病気のリスクが高くなる）
③手術や入院をきっかけに病院嫌いになる事も。
去勢手術（オス）
メリット
①精巣の病気の予防
②スプレー（ニオイが強いおしっこを部屋中にマーキング）の防止。
デメリット
①後で赤ちゃんが欲しくなっても産ませられない
②肥満になりやすい。（肥満が原因の病気のリスクが高くなる）
避妊・去勢手術費用
去勢（オス）は、5,000円〜2万円程度。
日程：日帰りが多い
避妊（メス）は、1万円から4万円程度。
日程：１泊２日が多い
猫の病院を事前に把握
体調不良は急に起こります。
診療時間や経路等事前に確認をしておく。
また、夜間救急対応先も事前に連絡先と経路を確認しておく。
猫は病気を隠す動物だと言われていて、様子がおかしい時はすでに症状が悪化している場合が多い。
一刻を争う状態で、手遅れになる前にすぐに見てもらえる病院先を事前に確認しておく必要があります。
→うちの子の体験談（腸閉塞で死にかけた事があります）後日UPします。
又、ペット保険も検討しておくと良いと思います。
うちの子は腸閉塞で夜間救急や、緊手術をした時、手術や入院費１０万円以上かかりましたが、
保険に入っていたので費用がかなり軽くてすみました。
飼い主自身が病気や怪我で長期入院する事になった時
特に飼い主が一人暮らしの場合は、もしもの時の為に、
事前に猫の面倒をみてくれる人を捜しておく事が必要です。
一度猫と面倒をみてもらえる人とを会わせておくと猫も安心すると思います。
旅行する時
猫と一緒に旅行は、なかなか出来ません。（猫にとっては旅行はストレス）
それでも家族旅行などへ行く(猫は連れていかない)場合は
①知り合いや親戚に家の鍵を渡して、ご飯とトイレを頼む。
②近くのペットホテルへ預ける。
③ペットシッターに毎日来てもらう。
猫は環境が変わるとストレスがたまるので、なるべく家に来てくれるペットシッターがおすすめです。
一度ペットホテルに預けた事がありましたが、うちの子はストレスで何も食べなく、やつれてしまった経験があります。
その為、二度とペットホテルには預けることはありません。
環境が代わり、すぐ隣に知らない猫や鳴き声が聞こえてくる事を考えると
確かに、ストレスになってしまう事は想像出来ます。
その時はほんとうに可哀想な事をしたと後悔しました。
その後、旅行へ行く時はペットシッター（鍵を渡してご飯とトイレと部屋の空気の入れ替えや少し遊んでもらう）にお願いしています。
体験談は後日UPしたいと思います。
急な出来事（金銭的・住環境等）で猫を飼えなくなった場合
猫を飼う事はお金と飼うスペースが必ず必要です。
しかし、
①急な転勤で転勤先がペット不可。
②会社の倒産やリストラで職を失う。
③結婚・離婚・両親の介護で金銭的・住環境の変化。
④本人の病気等による長期入院や老人ホームへの入居。
⑤災害により住宅の崩壊等で住めなくなる。
等、色々今の時代、何が起こるかわかりません。
自分ではどうしようもない出来事も多々あります。
そうなってから猫の預け先を探すのでは時間もかかりますし、特に災害が起こった時などはかなり難しいでしょう。
人間だけで精一杯なのですから。
その為、もし、どうしても猫を飼うことが出来なくなった場合、事前に猫の預け先や譲渡先を考えておく必要はあると思っています。
猫を手放す人が多いのが、年配の一人暮らし
怪我や入院・痴呆症・老人ホームなどで面倒見る人がいなくなる事例が多く、
その為、６０歳以上の一人暮らしへの譲渡は控えている保護猫団体も多いのは納得です。
なので必ず、もしもの時に、猫を安心して面倒見られる人を事前に捜しておく事が大切です。
家族の人（両親・子ども）親戚・友人等事前に相談しておくと、いざそのような事になった時に迅速に対応できます。
まとめ
「え！ここまで考えなきゃいけないの！」
と思われる事もあったかもしれませんが
猫を飼う事は家族が一人増え、責任も同時に背負う事になります。
可愛いだけでは十何年飼い続ける事は出来ません。
現実的にこれらの事も含め
猫をちゃんと飼う事ができるかどうか、今一度再確認してみてほしいと思います。
