猫との暮らしの中で、妊娠をして新しい家族が増える時、
嬉しい反面、猫と赤ちゃんとの生活が不安になる事も。。
私もその一人でした。(妊娠する前から猫を飼っていた)
赤ちゃんと猫の生活についての注意点を動物病院の先生から伺った内容と、
自分の経験を含めた「猫と人間の赤ちゃんが一緒に安全に暮らす為の注意点」を紹介します。
赤ちゃんと猫との引き合わせ方
事前準備
赤ちゃん出産後、病院から自宅に来るまでの間にしておくと良い事。
赤ちゃんの匂いがついた毛布などを猫の居る場所へ
猫がいつもいる場所へ毛布等をそっと置いておく(嗅がせておく)
赤ちゃんの匂いを事前に知っていると、受け入れやすくなる。
赤ちゃんの泣き声を録音し、事前に聞かせておく
猫は聴覚がとてもいいです。
事前に聞いたことがある声だと、比較的猫にとって受け入れやすいのではないでしょうか。
初顔合わせ当日(引き合わせ方)
顔合わせ当日(退院後家に入る時)は、
赤ちゃんを母親以外の人へ抱いてもらい、外で待っていてもらう。
↓
次に母親が先に、猫へ挨拶(今まで留守にしていた事も含めたっぷりの愛情を)
そして、次に初めて赤ちゃんの姿を見せて静かに猫に匂いを嗅がせる。
猫が赤ちゃんへ近づいても、危ないと思って、近寄らせなかったり
「だめ!」と叱ったりしない事。 静かに近くで見守る。
もし、引っ掻いたり噛もうとしたり攻撃的な態度ならば、赤ちゃんとの距離をとって
(部屋をまったく別にする等)赤ちゃんの安全確保をすること。
仲良く安全に暮らすための部屋作りや注意点
部屋の中を清潔にする
赤ちゃんへのアレルギーを心配している方もいると思いますが
まずは、家の中は清潔にし、抜け毛やフケを溜めないように、
こまめな掃除を心がける。
と言っても、出産直後は赤ちゃんの2時間おきの授乳等かなり体力が消耗しています。
まして初めての赤ちゃんなら赤ちゃんの事で精一杯。
なので、家族の協力は不可欠です。
私があって良かった用品としてベビーベッドを準備すると便利です。
高い位置にあるので、添い寝以外の時は床に寝かせているよりもチリやホコリや毛を吸ってしまう事が少なくなると思います。
ただ、猫は高いところが好きなので、ベビーベッドに乗ってしまうこともあります・・。
室内の換気
部屋の中は人の呼吸で、二酸化炭素や汚れがどうしても漂っていると考えられます。
空気をこまめに入れ替えれば新鮮な空気が入ってきて、部屋の見えないチリやホコリやカビ防止にもなります。
母親の体調管理にも良いと思います。
※注意※
外気浴(外の空気に触れさせる)のは1ヶ月検診で医師から許可が出たら、少しずつ慣らしていく事になります。
又、冬など寒い時期は、赤ちゃんの体調をみながら少しずつ・・。
爪をこまめに切る
猫の爪をこまめに切るように、赤ちゃんに対しての怪我予防になります。
赤ちゃんと猫を二人きりにさせない
一番大事なことが二人きりに絶対にしないこと
猫・赤ちゃん両方ともに、怪我をしたりさせたりしてしまいます。
猫も動物です。
発情期の時は、特に予想しない行動に出ることも。
又、赤ちゃんも何もわからないので、猫に対して叩いたり、ひっぱったり、それに対して猫も自分を守ろうとして赤ちゃんを傷つけてしまうことも。。。
赤ちゃんは平気で猫の嫌がること(お腹を強く触ったり、しっぽを思いっきり引っ張ったり、顔を近づいて目を指で触ろうとしたり)してしまいます。
絶対に赤ちゃんや少し成長した子どもでも、二人きりにさせない事。
猫を幼少期から飼うことへのメリット
ペットセラピーという言葉もあるとおり、猫はとても癒やされます。
撫でているだけで心拍数や血圧が安定するという事もあるそうです。
猫を育てる事により子どもは、その大変さや責任感を肌で感じる事が出来る。
寿命も人間より短いので「死」という経験から命の尊さや大切さなど感じ学べる。
まとめ
赤ちゃんの泣き声だけでも猫にとってはかなりのストレスです。
しかも今まで自分を可愛がっていた人が、新しく来た知らないうるさい(!)小さい人(あかちゃん)ばかり可愛がる。
嫉妬心が湧き上がってもおかしくありません。
できるだけ、意識的に猫へ愛情を注いでほしいと思います。
どうしても猫と赤ちゃん両方の面倒が難しいなら、猫を一時的に預ける事も検討してもいいと思います。
事故があってからではとても後悔するからです。
しかし、先程書いたとおり、猫と赤ちゃんが仲良く暮らせるならば子どもにとっても良い影響を与えてくれます。
我が家も子どもはとても猫が好きになり、いつも猫の絵を描いたりしています。
将来は「動物に関わるお仕事がしたい」とも・・。
これだけ動物を飼うことは子どもにとって影響があるのだなぁと実感しました。
みなさんも猫と赤ちゃんが安心して一緒に暮らしていくために、注意点に気をつけながら部屋の環境を整えて、猫と子どもの暮らしを始めてほしいと思います。