猫がこどもに与える影響

猫と子ども

猫を飼うことにより、子どもへ良い影響があると嬉しいですよね。
猫を飼うことによって子どもにとって、どんな良い影響があるのか、
また、悪い影響もあるのだろうか、について調べてみました。

良い影響

命の大切さを培うことが出来る

大人が猫に対して愛情を注いでいるところを、子どもが日頃から目にすることにより、
自分より小さく弱い生き物に対して「育てる事の大変さ」と「大切に思う気持ち」が育まれ
適切な育て方を伝えることによって、責任感も芽生える。

又、猫は犬と違い、自分勝手に自由に活動をする動物なので、
猫が嫌がる時は子どもが抱っこしたくても、「抱っこしない・触らない等」
猫との距離感を学ぶことにより
人間との距離感コミュニケーションにも役立つのではと考えられている。

癒やされる

アニマルセラピーという言葉があるように、
猫はとても癒やしの効果があるといわれている。

やわらかな身体、そしてふわふわの毛。
撫でているだけで癒やされるのは、みなさんご存知かと思います。
猫を撫でていると、「心拍数が正常に戻る」等の研究結果もあるようです。
人間の気持ちや身体まで癒やしてくる。

人間同士の問題が猫を通して収まる

猫をきっかけにして子ども同士や親子の喧嘩が収まったという私自身の経験もあります。
猫の事になると普段言うことを聞かない子どもでも聞いてくれたりします。
(例)
①猫が寝てるから静かにしてほしいと言うと、子どもたちは静かに。。。
②子でもに、小さいガラクタやゴミは猫が間違って誤飲してしまうから綺麗にしてと言うと綺麗に。。等

子どもを守る

私が子どの頃の経験ですが
普段はあまり近寄って来ない飼い猫、
しかし落ち込んだ時や泣いた時などに、
なぜが側に寄り添ってくれる
私の事を守ってくれているのでしょうか。
猫は言葉にしなくても人の心がわかる能力があるのでは感じた体験でした。

猫は不思議な力を持っていると感じるのは私だけではないと思います。

悪い影響

感染症・病気

感染症と病気が注意するべき1番の事だと思います。

ひっかき病

猫にひっかかれたり、噛みつかれた後に、その部分が高く盛り上がったり(中に膿を含む事も)、リンパ節が腫れたりします。傷が治ってもその後、痛みや頭痛・熱の症状もある。

原因は「バルトネラ・ヘンセレ」という細菌に感染した猫が人間を引っ掻いたり噛み付いたりすることで感染するため。

予防としては
ノミがついている猫が感染率が高いので、ノミの駆除や、外に出さないこと。
もし、猫に噛まれたり引っかかれたりした場合はすぐに冷水で洗い消毒。
もし、数日後に体調が悪くなったり、傷口が腫れてきたりしたら皮膚科か内科・小児科へ

「猫に引っかかれたり、噛まれたらすぐ洗う」を徹底し、子どもにもしっかり伝えた方がいいでしょう。

トキソプラズマ

(二人目の妊娠の時など)
妊娠中に初めて感染すると、胎盤を通じて赤ちゃんに感染(感染確率は約3割程度)
そして、赤ちゃんが「先天性トキソプラズマ感染症」を発症する恐れがある。
感染し赤ちゃんに症状が出る確率は約10~15%程度。

予防として、妊娠中には下記の点に注意する。
①食用肉はよく火を通して調理すること、
② 果物や野菜はよく洗って食べる事、
③ ガーデニングや畑仕事は手袋・マスクをして作業すること、
④ 猫のトイレ掃除は妊婦さん以外の方が行う事、又手袋をして糞尿の処理をし、処理も厳重にすること
⑤動物との濃厚接触(口移しや箸写し)はやめる。
⑥食事前はよく手を洗う。

普段の生活で注意するべきこと(制限事項)がある

観葉植物

猫にとって危険な植物は沢山あり、誤って食したりすると
中毒症状(下痢・嘔吐・呼吸困難等さまざまな症状が出て、時には死亡してしまうことも・・

特に家に置きがちな観葉植物として

●特に危険な植物

「ユリ科」
花束で家に飾る人も多いがユリ科は大変危険で死亡してしまうこともあるとの事

「青い梅」(完熟前)
外に落ちてた青梅を子どもが持って帰って来た事が・・。
動物病院で猛毒で即死の可能性ありと注意されました。

●その他の植物
ポトス
モンステラ
バラ(実・種)
ナス科
アジサイ
アサガオ
ポインセチア
ベンジャミン
ラン
ヒヤシンス(ユリ科)
チューリップ(ユリ科)
等・・・
植物ではないですが玉ねぎ・ネギも危険!

●安全な植物
猫草
パキラ
サンスベリア(トラノオ)・・(昔、空気を綺麗にすると言われ人気があった植物)
等・・・

部屋に観葉植物を置く場合には、様々な植物があるので調べてから置くようにした方が安全です。

アロマ

猫を飼っている人は、アロマ(香りを焚く)も好きな人が多いイメージです(個人的見解)
アロマの精油は成分が凝縮されており大変危険です。
香りに種類に限らず、猫のいる部屋では炊かない・使用しない
が安心です。

長期の家族旅行に行きづらい

猫と一緒に旅行にいくのはかなり難しい。

猫自身も、慣れていない場所に行くことをストレスと感じてしまう。
旅行に行くときは1泊2日まで。
それ以上は知り合いか親戚か、ペットシッターにご飯とトイレのお願いをする事をおすすめします。
ペットホテルは個人的にはおすすめしません
詳しくは・・・旅行に行く時猫を預ける?お留守番させる?に記載あり。

ペットロス

忘れがちですが、ペットロスも悪い影響に入ります。

ペットロスとはペットを失った事による悲しみで誰にでも起こる正しい反応。
それに対して「ペットロス症候群」というのがペツトロスが重症化して、喪失感や悲しさで、心身にさまざまな症状が起こる事(うつ病や不眠・摂食障害等)で日常生活に支障が出る。
※ペットロス症候群の事をペットロスという場合も多い。

私も20年ぐらい飼っていた猫が亡くなった時ペットロス症候群になっていたと思います。
夜になると、寝ようとしても猫の事を思い出してしまい泣いて寝られない。
1年ぐらいは引きずっていました・・。
そしてしばらくは猫が出ている動物番組を見ることが出来ませんでした。

新しい猫を飼うことでペットロスが軽減される話も聞きますが、
当時はこんな悲しい思いをするならもう猫を飼わないと当時は思っていました。

今の新しい猫を飼い始めたのはペットロスが落ち着いて、その後数年経過してからでした。

まとめ

猫がこどもに与える影響について色々と書いてきましたが
悪い影響もありましたが、毎日・常日頃、受ける良い影響の方が大きいと私は思います。

初めて猫を飼うなら、お子さんが小学校入学前後頃に飼い始めた方が猫にとってストレスがなくていいと思います。
それは、猫は聴覚が人間の4倍とも言われていて、猫が嫌がる事など理解出来る年齢のお子さんの方が猫にとっても幸せなのではないかと思うからです。。

最後に

こどもの頃と、大人では一緒に過ごす猫への思い入れはかなり違う

個人的な意見ですが、
子どもの頃に一緒に過ごした猫への思い入れは、
大人になってから飼い始めるのとは大きく違うと感じます。

小さい頃から一緒に成長し、猫は兄弟(姉妹)みたいなものです。

「子どもの時間」と「大人の時間」が、大きく違うように
学生時代の辛いことや楽しいこと環境の変化が激しい子供の時代を共に過ごした猫への思い入れは、大人と子どもとでは、大きく違うと思います。

この大人が感じるよりも、子どもの方が猫にたいして思い入れが強いという事は
大人側は、認識しておいた方がいいように思います。

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